カジノ・ホールデムの歴史とは?
カジノ・ホールデムはポーカーの種類の一つで、テキサス・ホールデムポーカーと同様に人気のあるゲームの一つです。1980年代から1990年代にかけて、豊富なギャンブル経験と鋭い洞察力を持つスティーブン・オー・ヨンが「カジノ・ホールデム」を考案しました。彼の功績で特に大きかったのは、何と言ってもカジノ・ホールデム自体の考案で、これを機にカジノゲームの開発会社を設立したのです。カジノ・ホールデムは、プレイヤー同士でゲームを楽しむのではありません。カジノ側とプレイヤーが勝負するもので、テキサス・ホールデムとはまた別のゲームとなります。 初めはロシア、南アフリカやエジプトなどでプレイされていましたが、2002年にロンドンのアールズ・コートで開催された国際カジノ・エキシビジョンで紹介されてから世界的な注目を集めるようになりました。そしてイギリスではカジノ・ホールデムのライセンスが 発行されるようになり、多くのカジノでテーブルゲームの1つとして導入されていきました。イギリスではこのゲームで生活を立てている人もいるほどです。人気の秘訣は予想できないことで、どれだけ訓練を重ねても完璧な戦略を立てることは不可能だと言われています。 現在では、ほとんどのオンラインカジノでカジノ・ホールデムを提供しています。ライブバージョンでは、ウェブカム経由でスタジオのディーラーと直接対話しながらのプレイが可能です。
ベーシック・カジノ・ホールデムのルール
このゲームのルールは簡単です。ゲームを始めるには、プレイヤーはアンティベットをします。ベットをすると、ディーラーはプレイヤーとディーラーの両方に2枚のカードを表向き配り、テーブルに3枚のカードを配ります。 この段階では、プレイヤーはハンドの強さによってゲームをフォールドするかレイズするかの2つの選択肢があります。 プレイヤーがフォールドすると掛け金は失われ、ディーラーが自動的に勝利します。レイズをすると、プレイヤーは元の掛け金の2倍をベットすることになります。 例えば、アンティベットが5ポンドに設定されている場合、レイズは10ポンドになります。つまり合計で15ポンドがテーブルにあることになります。 プレイヤーがレイズを選択すると、すでにテーブルにある3枚のカードとは別に2枚のカードをテーブルに配り、ディーラーの手札を公開します。 ディーラーの手札が公開されると、自分のハンド2枚とテーブルのカード5枚の合計7枚のカードの中から1番強い組み合わせを選択し最終的なハンドが確定します。ディーラーのハンドとどちらが強いかを勝負し、勝った場合はアンティベット、コールベットそれぞれの配当を獲得できます。
カードの強さ
- ファイブカード – 3つの異なるランクのカードで連続の数字、同じスーツでもなく何も役がない手札。ファイブカード同士を比較する場合、最も強いカードが最初に比較され勝敗が決定。強同じ場合はその下のカード、更にその下のカードと強いカードから順番に比較される。
- ペア – 同じ数字のカードがペアで揃った役。ペア同士で比較する場合はペアカードのランクによって勝敗が決定され、お互いのペアが同じ場合はより強い奇数カードを持っている人の勝利。
- フラッシュ – 同じスーツのカードが5枚ある役。
- ストレート – 同じ数字のカードが3枚揃っている役。
- スリーカード – 同じランク3枚のカードからなる役、高ランクが低ランクの役に勝つ。
- ストレート・フラッシュ – 同じスーツ3枚が連続している役。
用語
- アンティ&プレイ – プレイヤーのハンドがディーラーに勝つと予測するベット。
- ペアプラス:ディーラーが配ったカードに頼った、プレイヤーのハンドに対してのベット。
カジノ・ホールデムについての豆知識
カジノ・ホールデムは、Au Yeungによって偶然生れたゲームです。1990年代に友人であるスティーブンの家でポーカーの上達方法やカジノで勝つ新しい方法を考えている最中に、新しいカジノゲームを生み出していた事に気がついたのです。この時、彼は世界中で愛される新ゲームになるとは想像もしていませんでした。